Yahooニューストピックスに目を奪われました。

<ヒトiPS細胞>バイエル薬品先に作成 山中教授抜く
ヒトiPS細胞:関連技術独占も カギ握る特許の行方


ヒトiPS細胞とは、【この記事】でも紹介した
いわゆる万能細胞と呼ばれるブツ。
『脊髄損傷だって治る未来』のカギを握る細胞です。

この研究の第一人者とされる京都大の山中伸弥教授チームよりも
早い時期にバイエル薬品
iPS細胞の作成に成功していた、というのです。

いや、別に。
誰が研究していてくれてもかまわないし、多くの機関で研究していて欲しいのですが。

このニュースを読んで気になったのが
バイエル薬品がiPS細胞に関しての特許出願
完了しているらしい、という点。

どうなんだろう・・・ 
研究が進んでも、医療現場への適応に影響があるんじゃ・・・
企業では関連技術の特許出願を優先し、
出願内容が公開されるまでは、論文や学会での発表は控えられる。
(毎日新聞より抜粋)
というのも、ひっかかる。

学閥ばかりじゃないのね。
素晴らしい発見だし、大きな市場を狙えるのだろうけれど
当事者としては、とても嫌な気分。
 所詮、金儲けかよっヾ(`Д´)ノ


御願いだから、邪魔しないで。



私みたいにTimeLimitが無い人ばかりじゃ、無いのよ。→ハゲミニナリマス





□2008.04.18 追記□
 2008.04.16付けの京都新聞に以下のような記事がありました。
 【特許競争に自信示す 人のiPS細胞で山中教授

 記事より抜粋しますが、
  「iPS細胞が金もうけに転用されることは絶対に防がなくてはならない」と強調した。
 ですって。
 もぉ、そのとーりっっ!
2008.04.11 / 障害と生活 /
人工多能性幹細胞
再生医療って聞いたこと、ありますか?
書いて字の如く、です。
病気や事故により失った臓器・器官を再生させよう、という医療です。

脊髄が切れちゃってる、今の私。
とても気になる医療分野でございます。

この再生医療の代表的な存在として報じられていたのは
ES細胞(ヒト胚性幹細胞)ってヤツです。
これはよく[万能細胞]なんて呼ばれてると思いますが。
数年前にソウル大の発表が捏造だった、とかでちょっとニュースにも出てましたよね。

万能、らしいです。
難しいことは理解できていないので、余計な事は書きません(つД`)
 詳しくはコチラを如何でしょう ⇒ 【Wikipedia 胚性肝細胞

まぁ、この細胞は、多くの臓器・器官に分化するチカラを持っている、という感じでしょうか。
この細胞を利用した医療が確立されれば
現在不治の病といわれているような疾患が治ったり
もちろん我が脊髄損傷が治療できるようになったりするようです。

気になります。 期待しちゃいます。

・・・しかし、この細胞には大きな問題があるといわれています。
ひとつめは、拒絶反応が起こり得る、という点。
そしてもうひとつは、倫理的な問題

倫理的に何が問題なのかと言いマスト
このES細胞の作成過程にあります。
ES細胞は受精卵から作成されるのです。
コレのおかげでブッシュ君は、研究への連邦予算拡大案を拒否するんだよね。

で、先日、TBS系『報道特集』を見たのです。
見た方、いらっしゃいますか(*゚▽゚)?

そこで紹介されていたのはips細胞(人工多能性幹細胞)です。
 こちらも詳しくは・・・ ⇒【Wikipedia 人工多能性幹細胞

この細胞も、再生医療に期待される万能細胞と呼ばれるブツです。
しかもっ!
この細胞は、ヒトの皮膚細胞から生成に成功したので
ES細胞のような拒絶反応も無く、倫理的問題もクリアなのです。


まだまだ研究段階なのですが、ワクワクしちゃいます。
このips細胞が、他の再生治療に比べ一番現実的なんじゃないかなぁ・・・って。

『報道特集』の中で、この研究の先駆者である 京都大学の山中教授 が
「最初に実用化対象となるのは、どのような疾患であると考えますか?」との問いに
「脊髄損傷」と答えられているのを見たときは
ちょっち涙が出そうになっちゃいました(*゚▽゚)


夢でも何でも、スゴイ研究が進んでいるんだなぁって思いました。
10年後でも20年後でも、待ってます。
被験者にだって立候補しちゃおうかしら。

そして、時間と戦っている人タチにも。
そんな疾患を抱えた人タチにも、多くの時間がもたらされますように。


学閥なんか、ぶっ潰せヾ(`Д´)ノ→ハゲミニナリマス
2008.03.18 / 障害と生活 /
長下肢装具
一日のほとんどを座位で過ごす私ですが
たまには気分を変えてちょっと立ってみたりするんです。
週1ペースだけれどね。

と言っても、腰も足も麻痺してるので
ヒョイっと立つなんて事は、勿論出来ません。
でも、文明の利器って素晴らしい。
長下肢装具〔チョウカシソウグ〕というものを使います。

My長下肢装具
・・・普通の人はこんな色にしないんだって(*゚▽゚) LOVE黄色☆

コレで大腿部から足首までをビッチリ固定します。
で、交互式の歩行器に掴まり立ち。

・・・でも、立つだけ。
足を前に出すなんて勿論出来ないので、立つだけ。
でも、文明の利器って素晴らしい。
上の写真で、股の部分についている器具。
PRIMEWALK〔プライムウォーク〕を使います。
超優れもの


コレね、すごいの。
重心を右にかけると、左足が前に出て
重心を左にかけると、右足が前に出て・・・って。
歩行の真似事が出来るようになってるんです。

歩行器にしがみ付きながら、ロボットのようにガシャンガシャンってするの。
あ、なんの音もしないんだけどね、イメージイメージ(*゚▽゚)
やはり腕力もかなり使うのだけれど
やはり汗もそれなりにかくのだけれど。
やっぱり、普段と違う目線の高さ、気分良いねぇ(*゚▽゚)


これらの装具は、リハビリ病院に入院してた時に作りました。
床トラ(車椅子⇔床の移乗)の練習もせずに。
平行棒を使って、立ち姿勢でバランスを取る練習から始めて。

勿論、オーダーメイドです。私サイズに作ってありますよ。
足全体を石膏で型取りしてもらって。

・・・お値段? ははは、結構高価ですのよ。
長下肢装具・PRIMEWALKともに同じくらいの金額だったと思う。
うろ覚えだけれどウン十万したと思いますよぉ。

脊髄の損傷具合(全体が切れてるか、部分的にも繋がってるか)によっては
このような訓練をする事により、麻痺が改善される事もあるそうです。
さらには、凄まじい努力の末、自立歩行が出来る様になった方も。
脊髄損傷 立った!そして今、ついに歩いた
脊髄損傷 あきらめない人達の交流の広場


ぶっちゃけて私の場合、長下肢装具を使って立位を取ったりしていますが
身体に変化が起こったか、と聞かれると・・・いいえ、です。
それでも良いかなって思ってますよ。
だって立った姿勢ってやっぱり爽快ですから、ね。



車椅子の私しか知らないコペには
立ち上がると吠えられます(;´Д`)→
ハゲミニナリマス




2007.07.07 / 障害と生活 /
耐圧分散系=暑い
本格的にっぽくなってきましたね。
洗濯干すのにも、日焼け止めを塗りたくっております。

我が家の可愛いコペのためにも、既にエアコン始動しております。
そのお陰で、日中は涼しく快適なお部屋でノンビリ暮らしておりますよ。

そう、日中はね。
問題はです。NIGHTですよ。

えぇ、下肢麻痺だけでなく腹筋背筋も利かない私は
背もたれの無い状態で座っているのは、とっても困難。
うまくバランスが取れれば座っていられるけれど
くつろぐなんてもってのほか。

なのでベッドは所謂介護ベッドってヤツを使ってます。



クリックすると商品ページへ進みます・・・
画像使用のため、商品リンクさせていただきました(;´Д`)


仕方ない・・・デザイン性に乏しいのはグッと我慢です(つД`)
3モータータイプといって
『背もたれ部』『足部』『ベッドの高さ』がモーターで変えられるものを使ってます。

さらに、コレにサイドレールをプラス。
 病院のベッドについている、柵みたいなやつ、ね。
コレが無いと、身体を左右に向けることが出来ません。
レールに掴まって、腕の力で身体を横向きにするため、です。

で、マットレス。こいつが厄介なんですよ。
寝返りの打てない私は、少しでも褥瘡(ジョクソウ)のリスクを下げるために
耐圧分散系のマットレスを使ってます。

身体全体で体重を支えます、って感じのマットレス。
低反発ウレタンで出来てるようなブツです。

確かに、今まで健康に眠れてますから、効果は絶大なのでしょう。
身体全体で支えてくれてるんでしょう。
でもね・・・これ。
暑いですよっヾ(`Д´)ノ

朝起きると、背中にビッチリ汗が・・・
そう、身体全体で支えるって事は
身体とマットレスが超ピッタリフィットしてるって事なのです。
・・・もうね、アセモ出来ちゃうんじゃないかってくらい。
もともと新陳代謝が活発な私には、とてもとても・・・(つД`)

かといって、一晩中エアコンなんてつけてたら風邪ひいちゃいそうだし・・・
なにか、良い回避策は無いものですかねぇ。



まぁ、去年は一夏、耐えましたよ。→ハゲミニナリマス

2007.06.30 / 障害と生活 /
先日の告知】の通り
自家嗅粘膜移植 公開説明会に出席してまいりました。
居眠りする事無く、お勉強してきましたよ。


神経は大きく分けると以下のように分類されます。
 ・中枢神経 切れると再生し難い
 ・抹消神経 切れても再生し易い
残念ながら脊髄は、再生し難い中枢神経。
しかし、中枢神経で在るにも関わらず再生能力を持つのが嗅粘膜なのです。

脊髄損傷部位に本人の嗅粘膜を移植し、神経機能障害の改善を目指そう
ってのが、この自家嗅粘膜移植法って訳です。
ポルトガルでは既にこの方法での再生医療が開始されているようです。

移植したからって、何もしないで動くようになったとはなりません。
リハビリが在ってこその方法のようですね。

最も回復した例は、ポルトガルの7歳の子供。
現在は長下肢装具をつけて杖ナシで歩いているそうです。
ただ、説明を聞いている感じだと劇的な改善はそれほど見込めないのではないかな・・・という感想を持ちました。


さて、この公開説明会。
臨床試験開始するから、協力してくれる被験者探してますって事です。
あくまでも臨床試験なのです。治療法ではないのです。
5年間で40例を予定しているそうです。
この臨床試験でデータを集め、後々に治療法として確立させていくためのもの。
従って被験者になるためにも条件があります。

 ○脊髄が損傷を受けてから6ヶ月以上経過している事
 ○両下肢が完全麻痺をきたしている事
 ○損傷部位が3cm以下である事
 ○年齢が7歳〜40歳である事
 ○精神疾患が無い事
 ○呼吸障害が無い事   etc・・・

さらに術後2年間のリハビリも参加条件となっています。
施術及び術後リハビリは大阪大学医学部附属病院
若しくは大阪の2病院で行われます。
・・・つまり、2年間の大阪生活って事ですね。

費用負担については、通常の手術〜入院と同程度の費用だという事です。
しかし、肝心の術後リハビリについては少々問題があるように思えました。

2年間のリハビリを必要としていますが
法律で定められたリハビリ上限日数は180日間
基本的にこの日数を越えた部分は保険が適用されません。
つまり自費負担となるわけです。
また、1日に受けられるリハビリ時間数も法律で決まっているのですが
この臨床試験では、それ以上の時間数のリハビリを想定しています。

・・・現在の問題点です、と説明されていましたが
このリハビリが肝心だと思うんですよねぇ・・・
ちょっと、この点に関しては疑問が残りました。


公開説明会での講演内容や、移植法に関する資料は
日本せきずい基金】にて公開されています。
  [HOME]⇒[阪大での慢性脊損者への嗅粘膜移植の実施について]
詳しくはコチラをご覧になってください。


感想としては・・・再生医療って本当に始まったばかりなんだなって。
『日本では』って事じゃなく『世界的に』始まったばかり。
どんどん研究が進んでいって欲しいものです。

色々な方のお話を聞いた中で、一番印象に残ったのは
国リハのリハ科の先生の言葉。

現状でもリハビリを行えば機能回復が見込めるような症例にも関わらず
『夢のような治療法』を求めて病院を転々としている人もいる。
今できる努力が在ってこその、これら再生医療である事を忘れないで欲しい。


この言葉って、世の中の色々な出来事にも当てはまるよなぁって超頷いちゃいました。

この臨床試験への参加は、今の所あまり考えていないけれど
しっかりお勉強できたし、説明会に参加して良かったです。
入院仲間にも会う事が出来たしね。
なんにせよ、情報収集ってとっても大切だなって改めて思いました。



説明会参加者は約150人だったそうですよ。→ハゲミニナリマス
2007.03.14 / 障害と生活 /