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先日の告知】の通り
自家嗅粘膜移植 公開説明会に出席してまいりました。
居眠りする事無く、お勉強してきましたよ。


神経は大きく分けると以下のように分類されます。
 ・中枢神経 切れると再生し難い
 ・抹消神経 切れても再生し易い
残念ながら脊髄は、再生し難い中枢神経。
しかし、中枢神経で在るにも関わらず再生能力を持つのが嗅粘膜なのです。

脊髄損傷部位に本人の嗅粘膜を移植し、神経機能障害の改善を目指そう
ってのが、この自家嗅粘膜移植法って訳です。
ポルトガルでは既にこの方法での再生医療が開始されているようです。

移植したからって、何もしないで動くようになったとはなりません。
リハビリが在ってこその方法のようですね。

最も回復した例は、ポルトガルの7歳の子供。
現在は長下肢装具をつけて杖ナシで歩いているそうです。
ただ、説明を聞いている感じだと劇的な改善はそれほど見込めないのではないかな・・・という感想を持ちました。


さて、この公開説明会。
臨床試験開始するから、協力してくれる被験者探してますって事です。
あくまでも臨床試験なのです。治療法ではないのです。
5年間で40例を予定しているそうです。
この臨床試験でデータを集め、後々に治療法として確立させていくためのもの。
従って被験者になるためにも条件があります。

 ○脊髄が損傷を受けてから6ヶ月以上経過している事
 ○両下肢が完全麻痺をきたしている事
 ○損傷部位が3cm以下である事
 ○年齢が7歳〜40歳である事
 ○精神疾患が無い事
 ○呼吸障害が無い事   etc・・・

さらに術後2年間のリハビリも参加条件となっています。
施術及び術後リハビリは大阪大学医学部附属病院
若しくは大阪の2病院で行われます。
・・・つまり、2年間の大阪生活って事ですね。

費用負担については、通常の手術〜入院と同程度の費用だという事です。
しかし、肝心の術後リハビリについては少々問題があるように思えました。

2年間のリハビリを必要としていますが
法律で定められたリハビリ上限日数は180日間
基本的にこの日数を越えた部分は保険が適用されません。
つまり自費負担となるわけです。
また、1日に受けられるリハビリ時間数も法律で決まっているのですが
この臨床試験では、それ以上の時間数のリハビリを想定しています。

・・・現在の問題点です、と説明されていましたが
このリハビリが肝心だと思うんですよねぇ・・・
ちょっと、この点に関しては疑問が残りました。


公開説明会での講演内容や、移植法に関する資料は
日本せきずい基金】にて公開されています。
  [HOME]⇒[阪大での慢性脊損者への嗅粘膜移植の実施について]
詳しくはコチラをご覧になってください。


感想としては・・・再生医療って本当に始まったばかりなんだなって。
『日本では』って事じゃなく『世界的に』始まったばかり。
どんどん研究が進んでいって欲しいものです。

色々な方のお話を聞いた中で、一番印象に残ったのは
国リハのリハ科の先生の言葉。

現状でもリハビリを行えば機能回復が見込めるような症例にも関わらず
『夢のような治療法』を求めて病院を転々としている人もいる。
今できる努力が在ってこその、これら再生医療である事を忘れないで欲しい。


この言葉って、世の中の色々な出来事にも当てはまるよなぁって超頷いちゃいました。

この臨床試験への参加は、今の所あまり考えていないけれど
しっかりお勉強できたし、説明会に参加して良かったです。
入院仲間にも会う事が出来たしね。
なんにせよ、情報収集ってとっても大切だなって改めて思いました。



説明会参加者は約150人だったそうですよ。→ハゲミニナリマス
2007.03.14 / 障害と生活 /
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